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パテック フィリップが左利き仕様のシングルプッシュボタン・スプリット秒針クロノグラフ・永久カレンダーを発表

すべての左利きに告ぐ。これは訓練ではない。パテックは、まったく予想外の複雑なカレンダーをドロップした。

パテック フィリップは今朝早く、数多くの新作を発表し、時計界に祝福を送った。トニーとダニーは、Ref.5711の後継モデルである新型Ref.5811/1Gの発表を筆頭に、ノーチラスの新作群の記事にすでに取り組んでいる。

多くのファンにとって、これらの新作は注目の的となるものだろう。私自身の反応はこうだ。パテックも最近の記憶では、最も奇妙で最も魅力的なハイコンプリケーションのひとつをリリースしたばかりなのに、なぜこうも矢継ぎ早にリリースするのだろうか?

発表されたばかりのRef.5373P-001は、シングルプッシュボタン・スプリット秒針クロノグラフ・永久カレンダー機構を、重量感のあるプラチナ950製の38.3mm×12.93mmラウンドケースに搭載し、ダイヤルはチャコールとレッドの縦に筋目の入ったサテン仕上げのダイナミックなカラーリングを採用している。この強力なメカニカルなコンビネーションは、パンチの効いたダイヤルデザインによってさらに強調され、パテックが過去に重要な顧客のために製作した少数のユニークピース(参照:こちら、こちらとこちら)に、ともすれば似ていると私の目に映った。

パテックフィリップ スーパーコピー パーペチュアルカレンダークロノ 5270R-001

パテック・フィリップの永久カレンダークロノグラフ「5270」。
今までのモデルとの最大の違いは、完全自社開発・製造のキャリバー「CH29-535PSQ」を搭載している点。
各表示の基本的なレイアウトはそのままに、新たに二つの小窓を追加し、昼夜表示と閏年サイクルを表示します。
シースルーバックになっていますので、美しく仕上げられたムーブメントを鑑賞することが可能です。

しかし、まったく新しいRef.5373P-001の最も奇妙な部分はそこではない。そう、違う。ここで最も意外な要素は、Ref.5373P-001が実は左利きの時計コレクターに最適な、いわゆる“デストロ”仕様だということだ。言い換えれば、リューズとクロノグラフのプッシャーが現在主流の右側3時位置ではなく、ケースの左側9時位置に配置されるようムーブメントも逆向きに収められている。

ここまで読んで既視感を覚えたのなら、それは無理からぬことである。今年のWatches & Wondersをご覧になった読者の皆さんは、新しいイタリア語の単語を覚えたことだろう。イタリア語で“右”を意味する“destro”は、ロレックスが左利き仕様の新作GMTマスターマスターII Ref.126720VTNRを発表したことで、今年の時計見本市の予想外の流行語となったほどだ。